ご挨拶

一般社団法人 日本実験動物技術者協会
関西支部長 矢田 範夫
(岡山大学自然生命科学研究支援センター)

 会員の皆様の支部運営に対する日頃からのご協力、ならびに協賛企業ご関係者の皆様方の弊協会の活動への多大なご支援に、心から御礼を申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症をめぐっては、会員の皆様、協賛企業ご関係者の皆様におかれましても、日常生活はもとより事業活動、業務の遂行の上でも、非常に深刻な犠牲を強いられてきたことと拝察いたします。私が所属する大学においても、学生・大学院生の入構禁止、新規実験プロジェクトの停止をはじめとするさまざまな制限のもとで、飼育している動物の維持という必要最小限の機能に絞る形で動物実験施設を運営せざるを得ない状況が続いてきました。そして研究・教育活動の制限が徐々に緩和され、学生や研究者の姿がようやく大学に戻ってきた今も、マスクやガウンといった動物実験施設では欠かすことのできない装備が、辛うじて入手はできるものの価格は半年前の10倍以上! これが「with コロナ」の「新しい日常」と言うには、まだまだ実体的にも感覚的にも追いついていないというのが本音のところです。

 協会活動、支部活動の面でも、会員の皆様には大きなご迷惑をおかけしてきました。3月に予定していた春季大会・支部総会は開催中止、そのあとの6月、7月の各講習会も相次いで開催延期とせざるを得ませんでした。また先日オンラインで開催された協会理事会で、10月に北海道旭川市において開催を予定していた第54回全国総会の中止を決定させていただきました。会費をいただいている皆様、ご協賛いただいている皆様に対して、協会、支部の活動を通じてお返しをしていく機会をご用意できないままとなっていることが、心苦しくてなりません。

 まだまだ何かと制約がある日常活動ですが、支部役員一同、会員・ご関係者の皆様に少しでもお役に立てるような企画を考えてまいります。ご意見・ご要望などございましたら、どうかお気軽にお聞かせいただけますと大変ありがたく存じます。

 この4月に新たに私たちの業界の仲間に加わったフレッシュパーソンの皆様にも、ぜひ実技協の存在をご紹介ください。そして一日でも早く、多くの皆さんと顔を合わせて学びと交流を深める場が設けられることを固く確信して、もう少しだけ、創意工夫してこの日常を乗り切ろうではありませんか。(2020年6月24日)